はじめに
朝、鏡を見て「髪がぺたんこになってる…」とがっかりした経験はありませんか?
髪のぺたんこは多くの人が悩む問題で、特に湿気の多い季節や忙しい朝には深刻な問題となることも!
髪のぺたんことは、髪にボリュームがなく、頭皮にべったりと張り付いたような状態を指します。
この状態を放置すると見た目の印象が大きく変わってしまうため、適切な対処法を知ることが重要です。
この記事では、ぺたんこになる原因から具体的な直し方まで詳しく解説します。

髪がへたんこになる原因
1. 皮脂の過剰分泌
皮脂腺の活動:頭皮には皮脂腺が多数存在し、髪と頭皮を保護するために皮脂を分泌しています。
その量は、顔面の約3倍の分泌量とも言われてるんです!
しかし、皮脂の分泌が過剰になると、髪の根元に皮脂が蓄積し、髪が重くなってぺたんこの原因となります。
皮脂分泌が増加する要因
- ホルモンバランスの変化(思春期、生理周期、ストレス)
- 食生活の乱れ(脂質や糖質の過剰摂取)
- 季節的要因(夏場の高温多湿)
- 遺伝的体質
2. 洗髪方法の問題
不適切な洗髪頻度:洗髪の頻度が少なすぎると皮脂や汚れが蓄積し、多すぎると頭皮が乾燥して皮脂分泌が過剰になる場合があります。
シャンプーの選択ミス:洗浄力が弱すぎるシャンプーでは皮脂を十分に除去できず、強すぎると頭皮の保護機能を破壊してしまいます。
すすぎ不足:シャンプーやコンディショナーの洗い残しは、髪に重みを与えてぺたんこの原因ともなり、頭皮の痒みや肌荒れの原因となります。
3. 髪質の問題
細毛・軟毛:髪が細く柔らかい人は、少量の皮脂や湿気でも髪がへたりやすい傾向があります。
4. 環境要因
湿度:高湿度の環境では、髪が水分を吸収して重くなり、へたりやすくなります。
汗:運動や暑さによる発汗は、頭皮の皮脂と混ざり合って髪をべたつかせます。
5. スタイリング剤の使用法
過剰な使用:スタイリング剤を過度に使用すると、髪に重みが加わってへたんこの原因となります。
不適切な製品選択:髪質や求める仕上がりに合わないスタイリング剤を使用すると、思わぬへたりを招くことがあります。
髪のへたんこを直す具体的な方法
1. 正しい洗髪方法
適切な洗髪頻度の確立:一般的には1日1回の洗髪が理想的ですが、皮脂分泌の多い人は朝晩2回、乾燥肌の人は2日に1回など、個人の頭皮状態に合わせて調整しましょう。
効果的なシャンプー手順
- 予洗い: 38-40℃のぬるま湯で1-2分間、頭皮と髪をしっかりと濡らします
- シャンプー: 適量(セミロングで500円硬貨大)を手のひらで泡立ててから髪に付けます
- マッサージ洗い: 指の腹を使って頭皮を優しくマッサージするように洗います
- 十分なすすぎ: シャンプーの2-3倍の時間をかけて完全にすすぎます
シャンプー選びのポイント
- オイリー肌: 洗浄力の高いアミノ酸系シャンプー
- 普通肌: バランスの取れたアミノ酸系シャンプー
- 乾燥肌: 保湿成分配合のマイルドなシャンプー
2. コンディショナー・トリートメントの正しい使用法
適切な使用量と塗布方法
- 髪の中間から毛先にのみ塗布(根元は避ける)
- セミロングで10円硬貨大程度の適量使用
- 髪の内側にもしっかりと馴染ませる
放置時間と洗い流し
- コンディショナー: 2-3分放置後、ぬるぬる感がなくなるまで洗い流す
- トリートメント: 5-10分放置後、同様に洗い流す
3. ドライヤーでのボリュームアップ技術
基本的な乾かし方
- タオルドライ: 髪を包み込むように水分を吸収(擦らない)
- 根元から乾燥: ドライヤーを根元に向けて温風で乾かします
- 方向を意識: 髪を持ち上げながら下から上に向けて風を当てます
- 冷風仕上げ: 最後に冷風で髪の形を固定します
ボリュームアップのための具体的テクニック
- 逆さドライ: 頭を下に向けて髪を乾かし、根元を立ち上げます
- ロールブラシ使用: 根元から髪を持ち上げながらブラッシング
- 分け目を変える: 普段と逆の分け目で乾かし、後で戻します
4. スタイリング剤の効果的な使用法
正しい使用方法
- 適量使用: 少量から始めて必要に応じて追加
- 根元中心: 毛先よりも根元を重点的にケア※ヘアスタイルによっては毛先中心
- 均等な配布: 髪全体に均等に行き渡らせる
5. 緊急時の対処法
朝のへたんこ髪の応急処置
- 部分洗い: 前髪や気になる部分だけを水で濡らします
- ブロー: 濡らした部分を正しい方法で乾かし直します
外出先での対処法
- ヘアブラシ: 静電気防止ブラシで髪を持ち上げる
- ヘアスプレー: 根元にスプレーして手でふんわりと整える
- 髪を結ぶ: どうしても直らない場合はアレンジでカバー
6. 生活習慣の改善
食生活の見直し 皮脂分泌をコントロールするために以下の点に注意しましょう:
- 脂質の摂取量調整: 揚げ物やファストフードを控えめに
- 糖質の適量摂取: 甘いものの過剰摂取を避ける
- ビタミンB群の摂取: 皮脂分泌の調整に効果的
- オメガ3脂肪酸: 健康な皮脂バランスを維持
ストレス管理
- 十分な睡眠: 7-8時間の質の良い睡眠
- 適度な運動: 血行促進とストレス解消
- リラクゼーション: 瞑想や深呼吸などのリラックス法
髪質別の対策法
細毛・軟毛の場合
- 軽いテクスチャーの製品使用: 重いオイルやクリームは避ける
- ショートカット: 長さを短くしてボリュームを出しやすくする
- レイヤーカット: 段を入れて動きと軽やかさを演出
直毛の場合
- パーマやウェーブ: 髪に動きを与えてボリュームアップ
- 分け目を定期的に変える: 同じ分け目によるへたりを防ぐ
- 毛先にカールを付ける: コテやカーラーで毛先に動きを
オイリー肌の場合
- 洗浄力の高いシャンプー使用: 皮脂をしっかりと除去
- ドライシャンプーの活用: 日中の皮脂対策
- 食生活の見直し: 脂質や糖質の摂取量調整
予防とメンテナンス
日常的な予防策
- 枕カバーの定期交換: 雑菌や皮脂の蓄積を防ぐ
- ヘアブラシの清潔維持: 週1回の洗浄
- シャンプー・コンディショナーの見直し: 季節や髪の状態に応じて変更
季節に応じた対策
- 夏: 汗や皮脂対策を重点的に
- 冬: 乾燥による皮脂の過剰分泌に注意
- 梅雨: 湿気対策とボリュームキープ
まとめ
髪のへたんこは、原因を正しく理解し、適切な対処法を実践することで確実に改善できます。
重要なのは、自分の髪質や頭皮の状態を把握し、それに合ったケア方法を継続することです!
日々の正しい洗髪方法、適切なスタイリング技術、生活習慣の改善を組み合わせることで、健康でボリュームのある美しい髪を維持できます。一度に全てを変える必要はありません。
まずは洗髪方法の見直しから始めて、徐々に他の対策も取り入れていきましょう。
なかなか改善しない場合は、専門の美容師や皮膚科医に相談することも大切です。
適切なケアで、へたんこ知らずの美しい髪を手に入れましょう!
店舗情報
美容室ピコロドゥ
住所:札幌市豊平区平岸3条7丁目1-29
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