こんにちは。ピコロ美容室平岸店です!
朝晩の冷え込みが厳しくなってきた今日この頃、帽子やニット帽が手放せない季節になりましたね!
でも、お客様からよく
「帽子を脱いだら髪がぺしゃんこになってしまって恥ずかしい」
といったご相談をお受けします。
特に40代以降の方は、若い頃と比べて髪質が変化し、ボリュームが出にくくなったり、一度つぶれるとなかなか元に戻らなかったりと、より深刻なお悩みとなることが多いようです。
今日は、そんな困った状況でも慌てずに済む、外出先でもできる簡単で効果的な対処法を詳しくご紹介したいと思います。きっと明日からの外出が少し楽になるはずです。

なぜ帽子で髪がぺしゃんこになるのか?
まず、なぜ帽子をかぶると髪がぺしゃんこになってしまうのでしょうか。
その原因を知ることで、対策も立てやすくなります。
1. 物理的な圧迫
帽子をかぶると、髪が帽子の内側に押し付けられ、根元から毛先まで全体的に圧迫されます。
特に頭頂部や耳の上あたりは圧迫が強く、髪の立ち上がりが完全になくなってしまいます。
2. 湿気と温度の影響
帽子の中は体温で温まり、湿度も上がります。
この環境は髪のキューティクルを開かせ、スタイリングが崩れやすい状態を作り出します。
汗をかくとさらに状況は悪化します。
3. 年齢による髪質の変化
40代以降になると、髪の毛一本一本が細くなり、密度も減少します。
また、髪のハリやコシも失われがちで、若い頃なら簡単に回復できたスタイルも、一度つぶれると元に戻りにくくなります。
女性の場合、ホルモンバランスの変化も髪質に大きく影響します。
外出先でできる応急処置テクニック
では、実際に帽子でぺしゃんこになってしまった髪を、外出先で素早く復活させる方法をご紹介しましょう。
1. 基本の手ぐしテクニック
まずは道具を使わずにできる基本技から。
やり方:
- 帽子を脱いだらすぐに、両手の指を髪の根元に差し込みます
- 頭皮に指が触れる程度まで深く入れて、軽く持ち上げるように手ぐしを通します
- 特に頭頂部、つむじ周り、耳の上のサイド部分を重点的に行います
- 前髪は顔の方向に向かって軽く引き出すように整えます
ポイント: 強く引っ張らず、優しくふんわりと立ち上げることが大切です。急いでいても丁寧に行うことで、より自然な仕上がりになります。
2. 逆さまシェイク法
人目のない場所で試していただきたい、効果抜群の方法です。
やり方:
- 安全な場所で、頭を下に向けて前屈みになります
- 髪全体を軽くシェイクし、根元に空気を入れるように動かします
- 10秒程度続けた後、ゆっくりと頭を起こします
- 起こした直後に手ぐしで形を整えます
注意点: 血圧に問題のある方や、めまいを起こしやすい方は無理をしないでください。また、髪が長い方は周囲に注意して行ってください。
3. ドライヤー活用術(可能な場所で)
化粧室やパウダールームでハンドドライヤーが使える場合の方法です。
温風の場合:
- 髪から15cm以上離して使用します
- 根元に風を当てながら、反対の手で髪を持ち上げます
- 熱くなりすぎないよう、短時間で移動させながら使います
冷風の場合:
- 冷風の方が髪のキューティクルを引き締め、スタイルをキープしやすくします
- より近づけて使用でき、根元にピンポイントで当てることができます
4. ヘアスプレー復活術
携帯用のヘアスプレーを持参している場合の対処法です。
使用方法:
- スプレーを髪から20cm程度離して、根元を中心に軽くスプレーします
- すぐに手で髪を持ち上げ、ボリュームを出したい部分を重点的に立ち上げます
- スプレーが乾くまで数秒待ち、再度手ぐしで整えます
選び方のコツ: 外出用には、べたつきにくく、自然な仕上がりになるソフトタイプのスプレーがおすすめです。

5. ブラシやコームがある場合
もしブラシやコームを持参している場合は、以下の方法も効果的です。
やり方:
- 目の粗いコームやブラシで、根元から毛先に向かって軽くとかします
- その後、ブラシの柄の部分を使って根元を軽く持ち上げます
- 最後に手ぐしで自然に整えます
6. ウェットティッシュ活用法
意外に思われるかもしれませんが、ウェットティッシュも髪の復活に役立ちます。
使用方法:
- ウェットティッシュで軽く手を湿らせます
- その湿った手で髪を軽く押さえながら形を整えます
- 少量の水分が髪に適度な重みを与え、自然な流れを作り出します
帽子をかぶる前の予防策
応急処置も大切ですが、そもそも髪がぺしゃんこになりにくくする予防策も知っておくと便利です。
朝のスタイリング時の工夫
- ヘアスタイリング時に、根元にボリュームを出しておく
- ドライヤーで乾かす際は、髪を持ち上げながら根元に風を当てる
- 軽めのムースやボリュームアップスプレーを使用する
帽子選びのポイント
- サイズは適切なものを選ぶ(きつすぎると圧迫が強くなります)
- 内側がシルクやサテンなど、摩擦の少ない素材を選ぶ
- 深くかぶりすぎず、髪に余裕を持たせる
かぶり方の工夫
- 帽子をかぶる前に軽くヘアスプレーをかけておく
- 前髪は帽子の中に完全に入れず、少し出しておく
- 定期的に帽子を脱いで髪を直すタイミングを作る
季節別の対策法
秋冬の対策
- 静電気対策として、ヘアオイルを軽くつける
- 乾燥を防ぐため、洗い流さないトリートメントを使用
- 帽子の内側に静電気防止スプレーを使用
春夏の対策
- 汗対策として、吸湿性の良い帽子を選ぶ
- UV対策を兼ねたヘアスプレーを使用
- 髪をまとめるスタイルも検討
髪質別のアドバイス
細い髪・ボリュームの少ない髪
- より軽いスタイリング剤を選ぶ
- レイヤーカットでボリュームアップを図る
- パーマでベースのボリュームを作る
太い髪・多い髪
- 重みを活かしたスタイルにする
- 帽子のサイズに特に注意する
- オイル系のスタイリング剤でまとまりを重視
くせ毛
- 湿気対策を重点的に行う
- 縮毛矯正やストレートパーマを検討
- くせを活かしたスタイルにシフト
もっと根本的な解決をお考えなら
外出先での応急処置も大切ですが、やはり日頃のヘアケアやカットで「帽子に負けない髪づくり」をすることが最も効果的な解決策です。
当店では、40代以降の髪質変化に合わせたカットテクニックや、ボリュームアップのためのパーマ、日常のスタイリング方法まで、お一人お一人の髪質やライフスタイルに合わせて詳しくご提案させていただいております。
カウンセリングでは、お客様の髪質、顔型、ライフスタイル、お手入れにかけられる時間など、様々な要素を総合的に判断して、あなただけの「美髪プラン」をご提案いたします!
あなたらしい美しさを最大限に引き出すお手伝いをさせていただきます。
店舗情報
美容室ピコロドゥ
住所:札幌市豊平区平岸3条7丁目1-29
TEL:011-842-3231
美容室ピコロロード
住所:札幌市中央区南13条西7丁目3-10
TEL:011-531-5957