鏡を見たとき、髪がパサついて広がっていると感じたことはありませんか?
スタイリングがうまく決まらず、清潔感のない印象になってしまい、気分も下がってしまいますよね
メンズの髪のパサつきには明確な原因があり、適切なケアで改善できるということです。
今回は、髪がパサつく仕組みから、意外と知られていないスキばさみの影響、そして具体的な改善方法まで詳しく解説していきます!

パサつく髪はどんな状態なのか?
髪の構造を理解しよう
まず、髪がパサつくメカニズムを理解するために、髪の基本構造を知っておきましょう。髪の毛は大きく分けて3層構造になっています!
髪の3層構造:
- キューティクル(毛小皮): 髪の一番外側を覆うウロコ状の層で、外部の刺激から髪を保護する役割があります
- コルテックス(毛皮質): 髪の大部分を占める繊維状の層で、髪の色や太さ、強度を決定します
- メデュラ(毛髄質): 髪の中心部分にある芯のような部分です
海苔巻きみたいな感じね!
キューティクル:海苔
コルテクス:ごはん
メデュラ:具
パサつきが起こる仕組み
健康な髪では、キューティクルがきれいに整列してウロコのように重なり合っています。
この状態では髪の表面が滑らかで、光を反射してツヤが生まれます。
しかし、何らかの原因でキューティクルがはがれたり傷ついたりすると、以下のような悪循環が起こります!
キューティクルが損傷すると、髪の表面はザラザラになり光を乱反射するため、ツヤが失われます。
さらに深刻なのは、傷ついたキューティクルの隙間から、コルテックス内の水分やタンパク質が流出してしまうことです。
これにより髪の内部がスカスカになり、パサつきがさらに進行します。
重要なのは、髪は死んだ細胞でできているため、一度傷ついたら自己修復することはないということ!
つまり、ダメージを受ける前の予防と、これ以上悪化させないケアが何より大切なんです!
メンズの髪がパサつく主な原因
1. 乾燥によるパサつき
具体的な原因:
乾燥は髪のパサつきの最大の敵です。
頭皮や髪質に合わないシャンプーを使い続けると、必要な皮脂まで洗い流してしまい、髪が乾燥します。
特にメンズ用シャンプーは洗浄力が強めに作られているものが多く、注意が必要です。
洗髪後に自然乾燥させる習慣も危険です。
髪が濡れている状態ではキューティクルが開いているため、そのまま放置すると内部の水分がどんどん蒸発してしまいます。
逆に、ドライヤーを長時間同じ場所に当て続けることも、熱によって髪の水分を奪ってしまいます。
また、湿度が低い環境に長時間いることも、髪から水分が失われる原因になります。
特に冬場のエアコンが効いた室内は要注意です!
2. 外的ダメージによるパサつき
紫外線の影響:
紫外線は肌だけでなく髪にも大きなダメージを与えます。
髪のタンパク質同士の結合を弱め、キューティクルを脆くしてしまうのです。
特に夏場や屋外スポーツをする方は、髪の紫外線対策も必要です。
間違った洗髪・タオルドライ:
シャンプー時に髪をゴシゴシこすり合わせたり、タオルドライで強く擦ったりすると、キューティクルが物理的に傷つきます。
濡れた髪は特にデリケートなので、優しく扱うことが大切です。
ヘアアイロンの使用:
髪の主成分であるタンパク質は、高温で変性して固まってしまう性質があります。
髪質によって変わりますが、160°℃以上の高温でヘアアイロンを使用すると、髪が焼けてダメージを受けます。
カラーリングやパーマ:
カラーリング剤やパーマ液は、髪のタンパク質構造を化学的に変化させるため、髪に大きな負担をかけます。
頻繁に施術を繰り返すと、ダメージが蓄積していきます!
3. 先天的な体質によるパサつき
くせ毛:
くせ毛は、髪内部のタンパク質の配置に偏りがある状態です。
直毛に比べて構造が不均一なため、湿度や風の影響を受けやすく、乾燥しやすい傾向があります。
乾燥肌体質:
頭皮を含めた肌全体が乾燥しやすい体質の場合、頭皮のバリア機能が低下しやすく、健康な髪が育ちにくくなります。
4. スキばさみの使用によるパサつき【美容師の視点から】
意外と知られていないのが、スキばさみによる髪のパサつきです!
美容師として、これは非常に重要なポイントだと考えています。
スキばさみとは:
スキばさみ(セニングシザー)は、刃の一部が櫛のようになっているハサミで、髪の量を減らしたり、毛先の質感を調整したりするために使われます。
なぜスキばさみでパサつくのか?
スキばさみでカットすると、一本の髪の毛の途中を斜めに切断することになります。
これにより以下のような問題が起こります。
断面からのダメージ進行: 通常のハサミでまっすぐカットした髪の断面は比較的整っていますが、スキばさみで斜めにカットされた断面は不規則で粗くなります。この粗い断面からキューティクルがめくれ上がり、そこから髪内部の水分やタンパク質が流出しやすくなるのです。
毛先のバラつき: スキばさみを入れると、同じ毛束の中でも長さがバラバラになります。このため、髪がまとまりにくくなり、パサついて見えやすくなります。特に短い毛が飛び出して、全体的にモサモサとした印象になることがあります。
使用頻度と範囲の問題: 適切に使えばスキばさみは有効なツールですが、過度に使用したり、髪の根元近くまで入れてしまったりすると、深刻なパサつきの原因になります。特にセルフカットや技術の未熟な施術者によるカットでは、スキすぎてしまうケースが多く見られます。
美容師としてのアドバイス: スキばさみは必要に応じて適切な箇所に適切な分だけ使うべきツールですが、「量が多いからとにかくスキたい」という理由だけで多用するのは避けるべきです¥!
特に髪質が細い方や、すでにダメージがある方は、スキばさみの使用を最小限にとどめることをお勧めします。
カットの際には、美容師に「スキばさみは控えめに」とお願いするのも一つの方法です。

パサつく髪を改善する対策方法
日々のヘアケアで気をつけること
1. 泡で優しく洗う:
シャンプーは手のひらでしっかり泡立ててから使用します。
髪をゴシゴシこすり合わせるのではなく、頭皮をマッサージするように洗い、髪は泡で包み込むだけで十分汚れは落ちます。
爪を立てず、指の腹を使って優しく洗いましょう。
2. トリートメントで保湿ケア:
シャンプー後は、コンディショナーやトリートメントで髪を保護します。
髪の中間から毛先を中心に塗布し、頭皮には付けないように注意しましょう。
すすぎは十分に行い、頭皮に残らないようにします。
洗い流さないトリートメントやヘアオイルも効果的です。
タオルドライ後、髪が半乾きの状態で適量を毛先中心になじませることで、ドライヤーの熱から髪を守りながら保湿できます。
3. 正しい乾かし方:
洗髪後はできるだけ早く乾かすことが重要です。
まずタオルドライですが、ゴシゴシ擦るのではなく、タオルで髪を挟んでポンポンと叩くように水分を吸い取ります。
ドライヤーは髪から15〜20cm程度離し、同じ場所に長時間当て続けないように注意します。
頭皮から乾かし始め、根元→中間→毛先の順に乾かしましょう。
8割程度乾いたら、最後に冷風を髪の根元から毛先に向けて当てると、キューティクルが引き締まりツヤが出やすくなります。
スタイリング時の注意点
ヘアアイロンの適切な使用:
ヘアアイロンを使う場合は、温度を150〜160℃程度に抑えましょう。
全体に使うのではなく、クセが気になる部分だけにポイント使いすることで、ダメージを最小限に抑えられます。
必ず髪が完全に乾いた状態で使用し、同じ場所に何度もアイロンを通さないようにします!
紫外線対策:
帽子をかぶったり、髪用のUVスプレーを使用したりして、紫外線から髪を守りましょう。
特に夏場や長時間外出する際は、顔と同じように髪の紫外線対策も習慣にすることが大切です。
カラーリング・パーマとの付き合い方
カラーリングやパーマは2ヶ月に1回程度にとどめ、髪のパサつきがひどい場合はしばらく休むことをお勧めします。
また、施術の際には美容師に髪の状態を正直に伝え、ダメージを最小限に抑える薬剤選びや施術方法を相談することも重要です!
未来のツヤ髪をつくるために
今生えている髪のケアだけでなく、これから生えてくる髪を健康にすることも大切です。
1. 質の良い睡眠:
髪の成長は主に睡眠中に行われます。
特に夜10時から深夜2時は成長ホルモンの分泌が活発になる時間帯です。
質・量ともに充実した睡眠を心がけましょう。
2. バランスの取れた食事:
髪の主成分はタンパク質(ケラチン)です。肉、魚、卵、大豆製品などの良質なタンパク質を積極的に摂りましょう。
また、ビタミンB群、亜鉛、鉄分なども髪の健康に重要な栄養素です。
3. 適度な運動:
運動により血行が促進されると、頭皮にも栄養が届きやすくなります。ウォーキングやジョギングなど、無理のない範囲で定期的に体を動かしましょう。
4. お酒・タバコを控える:
過度な飲酒や喫煙は、髪に必要な栄養素を体から奪ってしまいます。
特にタバコは血行を悪くし、頭皮環境を悪化させる原因になります。
5. 自分に合ったシャンプー選び:
頭皮の状態(脂性肌・乾燥肌・普通肌)に合わせたシャンプーを選ぶことが重要です。
スカルプシャンプーなど、頭皮環境を整えることを目的とした製品も選択肢の一つです。
まとめ
メンズの髪がパサつく原因は、乾燥、外的ダメージ、体質、そして意外と見落とされがちなスキばさみの使用など、さまざまです。
髪の表面を覆うキューティクルが傷つくことで、ツヤが失われパサついた髪になってしまいます。
改善のポイントは、日々の丁寧なヘアケアと、ダメージを与える習慣の見直しです。
シャンプーは優しく泡で洗い、すぐに正しく乾かす。トリートメントで保湿し、紫外線や熱から髪を守る。
そして、健康的な生活習慣で未来の髪を育てていく。
特にスキばさみについては、カット時に美容師としっかりコミュニケーションを取り、自分の髪質とダメージ状態に合わせた適切な施術を受けることが大切です。
髪は一度傷つくと元には戻りません。
だからこそ、今日からできるケアを始めて、ツヤのある健康的な髪を目指していきましょう!
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