トリートメントは頭皮につけるべき?つけない方がいい?
ヘアトリートメントを使うとき、「頭皮にもつけた方がいいのかな?」って迷ったことはありませんか?
実は、美容師さんによっても意見が分かれることがあるんです!
「頭皮が乾燥しているなら、トリートメントをたっぷり揉み込んだ方がいいですよ」という方もいれば、「トリートメントは髪専用なので、頭皮にはつけないでください」という方もいます。
結論から言うと、一般的なヘアトリートメントは頭皮につけない方が良いんです!
今回は、なぜそうなのか、詳しく解説していきます!

なぜトリートメントを頭皮につけない方がいいのか
頭皮と髪の毛の根本的な違いを知ろう
トリートメントを頭皮につけない方が良い理由を理解するには、まず頭皮(皮膚)と髪の毛の違いを知る必要があります。
最も重要な違い、それは皮膚には皮脂分泌があるけれど、髪の毛にはないという点です!
皮脂って聞くと「ベタベタするもの」「洗い流すもの」というイメージがあるかもしれませんが、実はとても重要な役割を持ってるんです!
皮脂の大切な役割
皮脂は毛穴の中にある皮脂腺から分泌される油脂状の物質で、次のような重要な働きをしています。
- 天然の保護膜を作る: 皮膚表面を覆う皮脂膜を形成します
- 保湿効果: 水分の蒸発を防ぎ、肌のうるおいを保ちます
- バリア機能: 外部からの刺激や異物の侵入を防ぎます
- 抗菌作用: 皮膚表面を弱酸性に保ち、雑菌の繁殖を抑えます
- 柔軟性の維持: 皮膚や髪に柔らかさを与えます
つまり、頭皮は自分で油分を分泌して、自然に保湿やバリア機能を保っているんですね!
これって、すごく優れた仕組みだと思いませんか?
一方、髪の毛は頭皮から生えた後は、自分から油分を出すことができません。
だから、髪の毛は外から油分を補ってあげる必要があるんです!
トリートメントの成分構成
ここで、ヘアトリートメントの成分について考えてみましょう。
髪の毛は自分で油分を出せないので、ヘアトリートメントには髪を保湿してコーティングするために、次のような成分がたっぷり配合されています。
- 油分: シリコーンオイル、植物油、ミネラルオイルなど
- カチオン界面活性剤: 髪の表面に吸着して、手触りを良くする成分
- 皮膜形成剤: 髪をコーティングして保護する高分子成分
- エモリエント成分: 髪に柔軟性を与える成分
これらの成分は、油分を自ら分泌できない髪の毛のために、しっかりと表面をコートして保湿できるように設計されているんです。
トリートメントが起こしえる頭皮トラブルのメカニズム
では、自ら皮脂を分泌する頭皮に、髪の毛用に作られた油分や皮膜成分がたっぷり配合されたトリートメントをつけると、どうなるのでしょうか?
1. 皮脂分泌のフィードバック機構への影響
私たちの皮膚には、皮脂の量を調整する仕組みが備わっています。
皮膚表面の油分量をセンサーのように感知して、皮脂の分泌量を調整しているんです。
外部から大量の油分を与えると、皮膚は「もう十分油分がある」と判断して、自らの皮脂分泌を減少させてしまうことがあります。
これが続くと、本来の皮脂分泌機能が低下してしまう可能性があるんです。
2. 毛穴の閉塞と角質代謝への影響
トリートメントに含まれる強力な皮膜成分は、髪の表面にしっかりと吸着するように作られています。
これが頭皮の毛穴に付着すると、次のような問題が起こる可能性があります。
- 毛穴の詰まり: 皮脂や汗の正常な排出が妨げられます
- ターンオーバーの乱れ: 古い角質が剥がれにくくなり、新陳代謝が妨げられます
- 炎症の誘発: 毛穴に閉じ込められた皮脂が酸化したり、雑菌が繁殖しやすくなります
3. 頭皮の常在菌バランスの乱れ
頭皮には、皮膚を健康に保つための常在菌が存在しています。
これらの菌は皮脂をエサにして、適度なバランスを保っているんです。
トリートメントの成分が頭皮に残ると、この常在菌のバランスが崩れることがあります。
特にカチオン界面活性剤は、菌の細胞膜に影響を与える可能性があると言われています。
4. 頭皮環境の変化
トリートメントによって頭皮が過度にコーティングされると、以下のような環境変化が起こります。
- 通気性の低下: 頭皮の呼吸が妨げられる
- pH値の変化: 弱酸性に保たれている頭皮のpHバランスが崩れる
- 水分バランスの乱れ: 過剰な油分で水分調整機能が正常に働かない
実際に起こりうる頭皮トラブル
これらのメカニズムによって、以下のような具体的なトラブルが引き起こされる可能性があります。
- かゆみ: 毛穴の詰まりや常在菌バランスの乱れによって起こります
- フケ: ターンオーバーの乱れで角質が異常に剥がれます
- べたつき: 皮脂分泌の調整がうまくいかなくなります
- ニキビや吹き出物: 毛穴の閉塞と炎症によって発生します
- 抜け毛: 長期的には毛根の環境悪化につながる可能性も
特に最近のヘアトリートメントは、持続性を高めるために、より強力で落ちにくいコーティング成分が使われていることが多いんです!
そのため、一度頭皮についてしまうと、普通のシャンプーでは完全に落としきれないこともあるんですよ。
正しいトリートメントの使い方

トリートメントをつける場所の見極め方
トリートメントは髪の毛が傷んでいる部分にだけつけるのが基本です!
でも、どこが傷んでいるのか、わかりにくいこともありますよね。
一般的には、こんな感じで判断してください。
- 根元(頭皮から5cm程度): 新しく生えてきた髪で、ほとんどダメージがありません。トリートメントは不要です
- 中間部分: ヘアカラーやパーマ、日常のダメージが蓄積し始める部分。軽めにつける程度でOK
- 毛先: 最もダメージが蓄積している部分。しっかりとつけましょう
髪が短い方は、毛先中心に。髪が長い方は、中間から毛先にかけてつけるようにすると良いですよ!
トリートメントの効果的な塗布方法
- 適量を手のひらに取る 髪の長さや量に応じて調整しましょう。多すぎると頭皮につきやすくなります。ショートヘアなら1プッシュの半分、ロングヘアでも1~2プッシュで十分です。
- 手のひらで温める 手のひらで少し温めると、髪への馴染みが良くなります。
- 毛先から塗布する 最もダメージのある毛先から塗り始め、中間部分へと伸ばしていきます。根元近くには絶対につけないように注意してください!
- 優しく揉み込む 髪をゴシゴシこすらず、優しく揉み込むようにして浸透させます。
すすぎで頭皮についてしまったときの対処法
どんなに注意していても、トリートメントをすすぐときに、どうしても頭皮についてしまうことはあります。そんなときの対処法をご紹介しますね。
1. 頭皮を中心にしっかりすすぐ
トリートメントが頭皮についてしまった場合は、まず頭皮を中心にしっかりとすすぎましょう。
指の腹を使って、頭皮をマッサージするように、流水でよく洗い流してください。
アレルギー反応がない方であれば、しっかりすすげば大きな問題にはなりません。
ただし、「ちょっとすすいだだけ」では不十分です。普段のシャンプーのすすぎと同じくらい、しっかりと時間をかけて流してくださいね。
2. 髪がバサバサになってしまった場合
頭皮をしっかりすすいだ結果、髪の毛からもトリートメントが流れてしまって、バサバサになってしまうことがあります。そんなときは慌てないでください。
もう一度、ダメージのある部分(主に毛先)にトリートメントをつけて、今度は頭皮につかないように、ごく軽くすすぐか、すすがずに軽く水分を絞る程度にしましょう!
お風呂でのトリートメント使用のコツ
頭皮や身体にトリートメントがつくのを最小限にするために、こんな工夫をしてみてください。
- シャンプー&トリートメントは入浴時に最初に行う: 身体を洗う前に済ませることで、身体についたトリートメントも洗い流せます
- 髪が長い方は要注意: トリートメント後に水分を軽くとって、髪を頭の上でまとめておきましょう
- 背中や顔につかないように: すすぐときは前かがみになり、トリートメントが顔や背中に流れないようにします
- シャワーヘッドを上手に使う: 頭皮に直接シャワーを当てて、しっかりすすぎましょう
トリートメントの種類による違い

実は、すべてのトリートメントが同じではありません。最近は様々なタイプのトリートメントが販売されていますので、その違いも知っておくと良いですよ!
一般的な皮膜系トリートメント
市販されている多くのトリートメントは、シリコーン(ジメチコン・シクロペンタシロキサン)などの強い皮膜成分を配合しています。
これらは髪をしっかりコーティングする反面、頭皮についたときに落ちにくいという特徴があります。
すすぎで頭皮についてしまった場合も、完全に落としきるのが難しいため、より注意が必要です。
すっぴん髪理論のトリートメント
最近では、強い皮膜を作らない「すっぴん髪理論」に基づいたトリートメントも増えています!
これらは比較的すすぎで落ちやすいため、頭皮についてしまった場合でも、しっかりすすげば残りにくいという特徴があります。
お当店でも皮膜!成分の無いトリートメントをおすすめしています!
頭皮ケアをしたい場合はどうする?
「頭皮が乾燥するから、何かつけたい」という気持ち、よくわかります。
でも、ヘアトリートメントは頭皮ケアには向いていないんです!
頭皮専用製品を選びましょう
頭皮の乾燥が気になる場合や、頭皮ケアをしたい場合は、頭皮専用のスカルプケアトリートメントやローションを使用することをおすすめします!
頭皮専用製品は、皮脂分泌があることを前提に設計されているため、以下のような特徴があります。
- 油分と水分のバランスが最適化されている: 頭皮に必要な保湿成分が適切な配合で含まれています
- 毛穴を詰まらせない処方: 皮脂分泌を妨げない軽いテクスチャーです
- 頭皮環境を整える成分配合: 抗炎症成分や血行促進成分などが含まれています
- pHバランスが調整されている: 頭皮の弱酸性環境を保つように設計されています
自然な皮脂分泌を大切にする
実は、頭皮の乾燥を感じる原因の多くは、洗いすぎや刺激の強いシャンプーによるものだったりします。
まずは次のような基本的なケアを見直してみることも大切です。
- シャンプーの見直し: 洗浄力が強すぎないものを選ぶ
- 洗う頻度の調整: 毎日洗う必要がない場合もあり!
- お湯の温度: 熱すぎるお湯は皮脂を過剰に奪います(38〜40度が適温)
- ドライヤーの使い方: 頭皮に直接熱風を当てすぎない
まとめ: トリートメントと頭皮の正しい関係
ヘアトリートメントと頭皮の関係について、大切なポイントをもう一度整理します!
トリートメントを頭皮につけない方が良い理由
- 頭皮には自ら保湿する皮脂分泌機能があり、外部からの過剰な油分は不要
- トリートメントの強力な油分・皮膜成分は、毛穴を詰まらせたり皮脂分泌を乱す原因になる
- 頭皮の常在菌バランスや新陳代謝に悪影響を及ぼす可能性がある
- かゆみ、フケ、べたつきなどのトラブルを引き起こすリスクがある
正しいトリートメントの使い方
- ダメージのある中間〜毛先部分のみに使用する
- 頭皮近くの健康な髪にはつけない
- すすぎで頭皮についた場合は、しっかり洗い流す
- 髪がバサバサする場合は、再度毛先につけるか、洗い流さないトリートメントを活用
頭皮ケアは専用製品で
- 頭皮の乾燥には、頭皮専用のスカルプケア製品を使う
- ヘアトリートメントと頭皮ケア製品は別物として考える
- 基本的なシャンプーやすすぎの方法も見直す
トリートメントは髪を美しく保つための大切なアイテムです。
でも、正しく使ってこそ、その効果を最大限に発揮できるんです。
頭皮と髪の毛、それぞれの特性を理解して、適切なケアを心がけることで、健やかな頭皮環境と美しい髪の両方を手に入れることができますよ!
毎日のヘアケア、ちょっとした意識の違いで変わってきます。
今日から早速、正しいトリートメントの使い方を実践してみてください!
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